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ナミダカラ・ホシダカラ

異榻同夢(いとうどうむ)の友よ / 2015年4月11日~

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今は もう、ふやけてはいない日向夏

先日、ピートモスの育苗ポットに植えた ニューサマーオレンジ (2匹)は、
数日後には、ポットの底を突き破って根を出した。

そのままにしておけば、早晩 枯れるので、
2合弱(350ミリリットル)の 容器を買ってやった。

果実の中で発現していた本葉は、外界の大気汚染に耐えかねたのか?
どれもこれも退縮してしまった。

根も茎も、育ちが早かった方は、
新芽を出した。


だけど、もう片方は、茎が1センチほど出てるだけ。
前回、写真を撮った時と(見た目、上辺は)変わってない。
でも生きてる。(小さくても、鮮やかな緑色だもの)

胎内のような、果肉の中で ぬくぬく育っていた茎は、
はじめて見たときは、太った青虫みたいに 締りのない姿だった。

心の綻びを隠して(真に心を診る医師との縁がなく)
人格を分裂させるなど、狂気を利用して社会と対峙してきた私が、
他者からは、のんきな人に見られることが ままあるのは、

儲けに直結する技術を持ってなくて、その日暮らしなのに、
御伽話を信じてて、3拍子のリズムで生きてるからなのか?
(魂が?  ふやけてるのか?)
 
 


      
 
 
 
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世にも醜い返信

親戚から手紙が来た。
同じ内容で、何度目だろう?
(自分の正義に酔い痴れている、ような文章)
(痩せこけた子どもだった私の心を、察することもなかった人だから…)

昨年の夏、
代替医療の初診料として、拝み倒して3万円借りた私が、愚かだった。

「PTSDが治って、稼げるようになったら、お返しします」
そう言ったのは、他の選択肢が見えなかったから。

社会的に成功している子どもが複数人いて、
孫も複数人いて、
福祉の専門家として、勲章ももらってる。
そーゆー人が、助けを求めた姪をずっとゴミ扱いしてて、いいのか?

そんな事やっていると、地獄行きの列車に乗っちゃいますよ。
芥川龍之介の書いた「蜘蛛の糸」の 蜘蛛の心境だった。

彼等が福祉業界の成功者でなければ、
彼等が受勲者でなければ、
内心では(私を助ける人などいない、誰にも頼れない)と 思っていた私が、
罵詈雑言を浴びせ 脅迫の言葉まで繰り出す彼等に、頼ったりしない。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *   

これは! と 思って、期待した 代替医療は、
長いこと オカルトに依存してきた私にとっては、結果的に毒だった。

私は今年、
去年よりも、一昨年よりも、苦しい夏を過ごした。

ゴールデンウイーク(5月上旬)に、知人からオレンジをもらったが、
食べることが出来ず、
ミントの葉っぱを被せて、飾っていた。

(種だけは採取しよう)と思いつつ、
皮を剥く気力がなくて、9月まで 手つかずだった。

先日、やっと割ってみたら、
種は3個残っていて、
もはや 種じゃない(発芽してる)奴が、2匹(?)いた。
 
 
(根や茎が、皮や房を突き破ることなく、房の中で折れ曲がっていた)

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *   

恩人に「感謝」と「返礼」をしたいのは、やまやまだ。
ましてや、その相手が、
精神的に不健康(長期にわたり虐待が行われているのを笑って見過ごした)
(お宅のお父さん異常でしょう、とずっと笑っていた)
(貴女に対して母親がネグレクトであろうことは、薄々知ってたと言った)
であれば なおのこと、1秒でも早く 借りを返し、心を軽くしたい。

でも、今の私には、月500円の分割払いすら不可能。
(お金にならない仕事が、途切れることはないけど)

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *   

>>> ご無沙汰してますが、元気でお過ごしでしょう。
>>> 貴方には元気でいて頂かなくては、私は困ります。
>>> 一括の返済は無理でしょうから、分割で良いので
>>> 返済の予定をお知らせください。
>>> 私の好意が、貴女にとって悪い結果となってはいけないので。

という手紙を、1年足らずの間に何回くれたことやら。
いかにも…
幼い私を、両親の虐待から 救わなかった人らしい言動。

手紙を受け取るたびに、私は速攻 電話する。
「まだ、加療中です」
「申し訳ないですが、稼げる状態ではございません」
そのように、泪ながらに訴えることの繰り返しだ。

電話に出た叔母が言うことは、何故か いつも同じだ。
『お金が惜しい訳じゃないのよ』
『何かあったら、いつでも連絡していらっしゃいね』

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *   

「治療のために まとまったお金を貸してほしい。親戚中に頼みたい」
「親の虐待の後遺症で、妹も苦しんでいて、治療が必要なのです」
「母方の親戚は何十人もいるのだから、お願いします」と頼んだとき、

親戚中で 1番地位と名誉がある人の妻(叔母)が言ったことは、
『そんな恥ずかしいことはできない』
『私のきょうだいが虐待したとか聞きたくない』
『あまりしつこいと、親に言いつけるわよ』
『私の自由になる3万だったら貸してあげてもいい』だった。
(彼女以外の親戚は、もっと遠くに住んでいて疎遠だ)
 
そんなことを言う人に 私が助けを求めることは、金輪際ありません。
私から 貴女に 手渡せる 浄土行きの切符(蜘蛛の糸)は、もうありません。

アナタが、福祉の権威でなければ、
保身のために 私を排除しても、天は許すでしょう。

私を排除するために、毒のある言葉を浴びせても、
自分の子を守りたい一心とか、
自分も食い詰めているのであれば、天は許すでしょう。

しかし アナタは、喰うに困ってる訳じゃなく、
乳飲み子を抱えている訳でもない、
ご立派な福祉の権威者(国家に認められた先生)。
 
苦しんでる者を追い払うために、傷つけて、平然としているのは、
与えられた権威を行使していない、天への裏切りに相当するのでは?
そういう権威者を歓迎するのは、天ではなくて、地獄の亡者たちでしょう。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *   

私も 不徳の致すところか、
見えない毒を含む空気に包まれた猛暑の町で、
空調機も 洗濯機も 冷蔵庫も、ガスも使わぬ自炊生活という、
冒険をやる羽目になった(必要な休息がとれないままだ)けど。
 
叔母も明らかに、健康とは言い難い。(心が)
何故、私を恥ずべき存在のように扱うのですか?
何故、自分のヘソクリの範囲内で、私の問題を片付けられると思った?
何故、虐待というものを理解しようとせず、姪の努力の問題と決めつける?

・病んで傷んだ者を見下す、傲慢という病に罹ったのですか?
・目下の者からも学ぶことがあるという、柔軟さが失われたからですか?
・被害者意識に取り憑かれ、私から何か奪わないと 気が済まない?

(私以上に心が病んでいると思えますよ、弱い者虐めしているも同然なのに)
(相手を死ぬほど追い込んでいる自覚すら ないのでしょう?)
(逆の立場であれば、私も同じ罠に堕ちたのか?)

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *   

  

路地に落ちた オレンジであれば、
陽の光や、雨や、土に住む微生物や、虫や、鳥の干渉を受けるから、

次世代の命(種)が 芽吹く頃には、
硬い外皮も、カプセルのように丈夫な薄皮も、脆くなっていただろう。

だから、自然の環境で 目覚めた双葉なら、
大地に向かって、真っ直ぐに根を伸ばせたろうし、
茎は天に向かい、すくすくと伸びていただろう。

不自然な場所で、針金細工のようになった オレンジの子らは、
私のようだ。


私が育った土地には、子どもが遊ぶのに必要じゅうぶんな
おおらかな(時には脅威となりかねない)自然がなかった。

小さな泉があって、サワガニとりが流行ったら、
大人たちは、バラ線(有刺鉄線)を張って、子どもを排除した。

同級生の多くが、十代で伴侶を見つけたり、子をなした。
自転車などで、行動範囲を拡げられた子もいたが、
子どもだった頃の私に娯楽は殆どなく、
家だらけの迷路のような通学路の往復。

家事を手伝い、訳も分からず怒号を浴び、殴られる日常。
気が抜けたのは、宿題をやっているときくらいだった。

(学校の行き帰りに、大声でうたって のどを鍛えた。という知人を)
(羨ましく思ったことがある)
(家を出るまで、歌は心の中で唄うものだった)

(歌の上手い人と遊びたくて、ボイストレーニングに通ったことがある)
(真剣に何年も通ったが、あまり効果がなかった)
(幼少期に唄っていないと 声帯は伸びない…と、気の毒そうに先生が言った)

(妹はカラオケボックスの恩恵で、ノドが丈夫になったらしい)
(結構なことだ)

・大自然の中で遊ぶ機会が、絶対的に少ない。
・近隣の大人が排他的。
・養育者が病んでいる。
・息抜きできる場所がない。
 
そんな環境で、人の子が 真っ直ぐに育つことができると思いますか?
私の自業自得?(好きで ネジクレタ?)
冗談じゃないよ!


陽光も 雨も 土もないところで、
それでも、精一杯生きたからこそ、歪んでしまった。
このオレンジの幼木は、まるで私だ。
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *   

叔母への手紙には、
先日もらった 手作りの名刺を同封した。 (ある人から、お礼に もらったもの)
(たとえ中身が空でも)天の駒として動くことが、私にあることの証拠として。

「叔母様の厚意が、私を堕落させたなどと、心を痛めないで下さい」
「いつ稼げるようになるか、目途が立たないことをお許しください」
「人として情けなく、消え入りたい思いですが、死んでは返済できない」
「恥を忍んで生きてます」

「良寛禅師の戒語に【憂いある人の傍らに、歌う】とありますが」
「今の時代は『憂う者は陰気を呼ぶ莫迦だ』とか『自己責任』とか…」
「挙げ句の果ては『人の楽しみに水を差す人間は傲慢だ』と言われたりする」
「だからでしょうか?」
「日頃 弱音を吐けない方から、電話やメールを頂戴します」

「国際電話をくれる●●さんは、××さんのお友達で、ご尊父は▲▲さんです」
「彼の活躍の影には、不肖私の応援があり」
「それを可能にしたのは、叔母様の助けです」

「閉館しかけた某施設長が、気持ちを新たにし、今も施設が健在なのは」
「私の熱烈なファンレターがネットに流れて、宣伝に一役買ったからです」
「これも、間接的には、叔母様のお陰と言えましょう」

「引きこもりの末に自殺を決意した青年の心が晴れ、禅僧になれたのも」
「利発で、カウンセラーの矛盾を次々に論破して、絶望していた彼に」
「天啓が与えられたのは、ボロボロの私と言葉の応酬をしたから」
「これも叔母様が私を助けて下さったお陰で、感謝しております」

「いつ治療が終わるのか、いつ稼げるようになるのか」
「分かりません。申し訳ないです」

「ただ私には、辛い状況にある人を励ますような役目が与えられます」
「それは果たしております」
「ですから、叔母様が私を助けたことによって、私が甘えてしまい」
「その結果、堕落したなどと、傷つくことが無いように 祈っております」

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *   

…嘘は書いてない。
…でも 幾つかの昔話を、最近のことのように書いた。
限りなく嘘に近い 針小棒大な表現も 混じってる。
自然に湧き上がってきた感謝の言葉でもない。

彼女の自尊心を 少しでも満たして貰うため、
おもねりの心から書き送った。

弱者を支配することで、自分の憂さを晴らそうとしてる
(としか、私には思えない)人から、侮蔑的な手紙を もらうことに 飽きた
計算機(脳)の、演算処理の結果だ。(他の方法が見つからない)


彼女は依存症者だと思う。
心が飢えてるみたい。

野鳥の鳴き声を、滋味深い 食べ物と感じ、
貧しい食生活でも 平然と生きてる私より、
多分ずっと、心が飢えてる。

 
 
 
 

芽・芽・芽・芽・芽・芽・芽・芽・芽・芽 ✖ 2

虫に食われまくり、無惨に枯れたホーリーバジルに、種が残っていた。
植物が好きな知人に、30粒くらい 贈った。

葉っぱの1枚も収穫できず、虫除けにもならなかったが、
目に見えない効果(邪気を払う)は あった、かもしれない。

今年の前半は、人間嫌いに拍車がかかるような事が たくさんあった。
①精神衛生の権威者:精神科医 が 展開する、寒い光景に凍りついた。
②オカルト界の権威者と対面。向こうは上機嫌、こちらは得るところなし。
③昔 私が彫った仏像を託した 僧侶に再会したら、尊大極まりない人になってた。

にもかかわらず、
オカルティック(不可思議)な 傷の 恢復をみた。

私の右手の小指には、射的の的のような傷があった。
皮膚が2枚 削り取られた形で、何年も塞がらなかった。
普段、さしたる支障はないものの、不気味だった。

原因不明だが、
何者かが、意図をもって刻んだ傷のように見えた。
まるで 悪魔との契約の印みたいで、
それは 私が(人の助けを得られない死に損ないのクズで)
オカルトに頼るしかなく、魔道に堕ちた証みたいで、気が滅入った。

その傷が 今は、小さな点にしか見えない。
完全に治った訳じゃないが、以前のような 目玉模様では なくなった。
油断したら 再発(?)しそうな気がするが、恢復しつつあるのは 嬉しい。


ホーリーバジルを刈り取った植木鉢から、こぼれ種が芽吹いた。
その容量で育つのは、2本が限界だ。
間引いた奴を 育苗ポットに移植して、残そうとしたら、
台所の窓辺が、ポットだらけになってしまった。(20個)
私が管理できる限界を超えてしまった。

優秀な彼女も、限界を超えて頑張っているのではないか?
大きなお世話だろうが心配になる。
彼女は心に曇りがないから、人間の邪悪さに 疎いようなので。

心配の根拠 ①

彼女は、先生方の期待を『無償の愛』と思っていたようだけど、
それが純粋な愛情とは、私には思われなかった。

先生方が 期待せずにおれない、愛さずにおれない、
彼女が そういう生徒、人間的魅力に溢れた人なのは事実だ。
先生方が 彼女を贔屓にしても、
誰も文句を言わないし、嫉妬する気にならなかった。
それも認める。

だけど、先生方の『精神衛生の権威』としての振る舞いは、どうだった?
(私が彼女を大切な友人と思っていなければ、思い出すこともなかろうが)

苦しんでる私に対して、先生方が言ったことは、
・通学できるのだから、治療が必要と思うのは君の勘違いである。とか、
・大学院に進学し、心理学を究める必要が貴方にはある。とか、
・カウンセリングが高価で受けられないなら、安価な勉強会に来なさい。…


自傷行為によって、辛うじて精神のバランスを取りつつ、
後ろ盾というか、理解者も、生活を共にする人もなく、
経済的にも 身体的にも 知的にも 全然 余裕のない私が、大学院に行くのは、
カバに『砂漠を旅せよ』 と言うのに等しい、実現不可能な アドバイスだった。


『通学できる君には、治療など必要ないはず』
『睡眠さえしっかり取れば』
そう言って、睡眠の膨大な資料をくれたのは、親切な先生だったと思う。
でも、膨大な資料を読むことが、どれほど私の負担になるのかは、
想像していなかったようだ。(人間観察が甘い)

私のことを、
『社会的弱者を 教育・支援する仕事に 興味がある』と思ってたそうだ。
それこそ勘違いだよ、先生。

自分と同じような(社会から はみ出す)人間に、増えてほしくない。
だから、志が高くて 優秀な人に、そういう仕事に就いてほしかった。
自分が出来る仕事ではないし、就きたい仕事でもなかった!

 
お金がない私に、
『1回3000円の勉強会にいらっしゃい』 と言った
カウンセリング技術に 自信を持っておいでだった先生。
舐めてたでしょう、私を。
 (行ってたら 滅茶苦茶になったことでしょう、大切な勉強会)
 
『私が、先生と同じ出自だったら、私を助けて下さったでしょう?』
血を吐く思いで 私が そう言ったとき、先生は 無表情だった。
(いつもは表情豊かな先生が)
  
私は 確かに 常軌を逸していたので、拒絶されても仕方なかったと思う。
だけど、いやしくも 心の専門家を名乗る方が、
『これも売っています、あれも売っています』みたいに 派手に宣伝しながら、
『お金が無い人は、立ち入り禁止です』というような、
心に重荷を抱えた人間を 期待させて、
崖から突き落とすようなこと遣ってて、平気なのですか?
 
『自分の領分ではないから』?
『こんな人間は見たくない』?

ああいう寒い思いをしたくないから私は、
極力 人の顔など見たくないのだ。

それに、
あらゆる面で困っている人間から、お金を取るって、どうなの?
(1回3千円の勉強会だって、交通費を入れれば4千円以上かかる)
 
『勉強会においで、研究材料になってくれれば 出世払いでいいよ』
そんなふうに言うことは、出来なかったですか?

私は思う。
先生と私が 同郷であれば、先生は そのように おっしゃったろうと。
でも先生は、
(戦争の加害者の子孫である?)私を、割り切って捌くことができた。


優秀な友人を 贔屓にした先生方が、
そのように、甘いところや 冷たいところがある方々だったから、
私は心配になる。

無意識に、
ご自分の権威づけに、優秀な生徒を利用してるのじゃないかと。 
 
彼女の人徳で、その後、もっと たくさんの良い師に恵まれてる?
そう、
彼女が今 幸福なら、それで良い。


心配の根拠 ②

遊園地(子どもの遊び場)で、結婚式を挙げた芸能人がいる。
そのニュースを聞いたとき、私は思った。
(彼等は、生涯 夢の国で生きてゆくつもりかもしれない)
(未来の子どもたちのために、大人の責任を引き受ける覚悟はないかも?)
(三島由紀夫の『果実』のように、お互いだけを見つめ合って生きる?)

まだ若いタレントが『自伝を出す』ことを、私は危ういと思う。
タレントでなくとも、
暴力・虐待のサバイバーが『体験本』を 出版するということは、
「写真集」や「ダイエット本」を出すのとは違う、覚悟がいるだろう。

必ず軋轢を生じるからだ。
『加害者』を糾弾する書になるし、
『傍観者』を裁く本にもなる。
『サバイバーの教則本』のように、読者が信じ込んだら 危険だ。

自分と同じ状況で苦しんでいる人に勇気を与えたい。
という動機は、純粋かもしれない。

だけど、
『加害者・傍観者の感情(生き辛さ)については、まったく斟酌しない』
そのような戦闘モードから発信される本が、この世界で、
より多くの「恢復」に寄与するか?
より多くの『闇』を引き出すか?
…私には分からない。

ただ私は、子どものための遊園地で結婚式を挙げる大人は尊敬できず、
少しも尊敬できない人の本を、手にとる気には ならない。

その芸能人については、注意深くアンテナを張っていた。
何故かというと、私の敬愛する優秀な友人が、
ヘレン・ケラーと同列に、
その芸能人のことを 引き合いに出したメールを くれたことがあったから。

彼女が叱咤激励してくれたことには、感謝しているが、
よりによって、私に 天敵を見習いなさいとは。…

結婚式の場所が『子どもの夢の国』だった芸能人は、私にとって、
「子どもを守り助ける大人になります」という決意を見せずに結婚した人、
子どもの時の(酷い目に遭ってる)私を、見て見ぬ振りしてた大人の仲間。
…そーゆー若者を見習えと言われて、屈辱を感じない訳がない。

私は、怒りを抑えられず、
優しい友人を傷つける言葉を吐いてしまった。


その芸能人は、友が言ったように、私が倣うべき人物だったのか?
ずっと気にしていた。

今年になって、かの芸能人カップルが マスコミに出演し、
子づくりに励んでいる様子を語っていた。

ゲイ仲間からの精子提供を待っていますと。
はしゃいでいるように、私には思えた。

その情報に触れたのに前後して、
アメリカの ゲイ・クラブで 銃乱射事件が起きた。

不謹慎ながら その頃、闇の住人だった私は 思ってしまった。
(性的志向は、生まれつきで どうしようもないかもしれない)
(でも、マイノリティーだろうと、そうじゃなかろうと、…)
(自分たち(同じ趣味の人)だけで、幸福を追い求めるのって、健康か?)
(大人として)
(私が ゲイで、結婚できたとしたら、命を生み出す試みには手を染めない)
(2人分の知恵を使えるのであれば、…)
(既にこの世にいて、優しい目や耳や手を必要とする人のことを考えたい)
 
今(現在)も、日本には、
被虐待や 貧困で 困っている 子ども(助けを要する)が、いるらしい。
金持ち優遇政策のお陰で、貧富の差が大きくなっているから、
理不尽さに泣く子どもの数は、昔より増えているみたいだ。

 そういう子どもたちには、まるで関心がない様子で、
(自然じゃない)出産に 挑戦しているという カップル。

ああ やっぱり この人たちは、夢の国の住人なのね。
幼い私を 暴力の生贄に し続けた人たちと同じで、悪意はないけど、
無条件に 子どもを守ろうとする大人では、ないらしい。
…そう思ってしまった。


心の専門家になる(なられた)人は、
(かつての私のような)闇に通じる者と 対峙することが あるかもしれない。
いたずらに傷つかないことを祈る。

悪意はないけど、傷ついたり 傷つけたり。
それが、
人間関係の破壊ではなく、
理解と扶助につながることを 切に願う。








 
 

そっかー

何日 徹夜が続いたか、分からない。
もう限界だ。
早く眠りたい。
蒸し焼きになりそうに暑いが、そんなことは問題じゃない。

横になったが、
尋常じゃない 子どもの 泣き声がする。
(阿鼻叫喚だ)
南南西100m 以内から。

絞め殺される寸前の ニワトリか?
八ツ裂きにでも されたか?

凄まじい音量(パワー)だ。
最近、連日のように聞こえてくる。
たまらん。

おそらく、意思疎通に困難を伴う子なのだろう。
それは察しがつく。
でも これ以上 我慢したら、私は憤死する。

起き上がって、着替えて、
外に出てみた。

目を赤くした子が、保護者らしい人に抱かれてた。
かわいい。
 
「なぜ、泣いてたの?」

『眠くて』 と、保護者。
…ぐずってるのか。
 
機嫌が悪いところに、
突然、鳥みたいな頭の 知らない奴(私)に 声をかけられ、
不愉快この上ないか? 小さな人。

「そうか、眠いのか」
「私と同じだな」
そう言い置いて、帰って来た。
(言葉が粗いなーー野蛮人の誹りは免れまい)

その後また、泣き声が聞こえたが、
自分と同じ…と思えば、苛立たない。
 
 
  
  
  
  
  
  
  
  
 
 
 

水底で眠りたいですか?

琵琶湖の下には、
古代の遺物でありながら、
現代のコンピュータと まったく同じ物が 埋まっていた。

そう語ったのは、発明家の政木和三氏(故人)だ。
物的証拠を重んずる科学者の言葉であって、私の妄想ではない。

コンピュータを操る程の文明が 古代にあったが、
歴史にも残らぬほど 無残に滅びた らしい。
何故?

傲慢という病が、
その世界を蝕んだのでは…ないか?

例えば、
遅い者、弱い者、傷んだ者を、障害と見なすような、迂闊さが常識化し、
金銭に換算不可能なものを全部、ムダで有害なものとして、
切り捨てたり、排除することに 歯止めが効かなくなり、天に見放され、
自滅の道を辿ったのではないか?

  

今年3月、診断書を提出するように、弁護士先生に言われた。
1年も裁判を停滞させている あなたの不調は、
重度のPTSDが原因であろうからと。

市の福祉課のケースワーカーに相談した。
(私には主治医がいなかったので)
 
大きな精神科の病院を紹介された。その際、
『PTSDの場合、初診で診断書を書く医師はいないはずです』と断言され、
『何度か通院が必要になることを、承知の上で行ってください』と言われ、
不愉快きわまりなかったが、
(複数の医師に暴言を吐かれるなどして、PTSDが悪化した経緯がある)
背に腹は代えられない。
 
病院では、医師の診察前にケースワーカーの聞き取り調査があった。
熱心に聞かれたので、真剣に答えたら、データ量が膨大になってしまった。
ふと(医師に理解されるだろうか?)と、不安がよぎった。
杞憂であることを願ったが、嫌な予感が当たってしまった。

呼ばれて診察室に入ったら、医師が資料を睨んでいた。
私を見上げた目が、不審者を見るように冷たい。

幾つかの質問をされたが、そのどれもが、
聞き取り調査の結果(データ)とズレていた。
(圧迫面接か?)と 嫌な気分になった私に、医師は言った。

『ここは3分診療の病院、薬が効く人だけを対象にした病院です』
『あなたにして上げられることは、何もありません』
『PTSDの治療、カウンセリングを行っている病院に行って下さい』
『専門外の病気について、診断書を書くことはできません』

え?
あなた(ドクター)は、薬屋の番頭だったのですか?

私は食い下がった。
「せめて、リファー(専門機関への橋渡し)を お願いできませんか?」

医師は胸を張って言った。 
『専門外の病院のことは分かりません。だから紹介はできません』

途方に暮れかけたが、
親切に問診してくれた ケースワーカーさんに相談したところ、
条件に合った 病院のデータを出してくれた。
(それは 家から遠い病院だったが、初診で診断書を出してくれた)

この件では 2人のケースワーカーと、2人の医師に お世話になった。
うち2人は親切で、仕事らしい仕事をしてくれた。

もう2人は、
『福祉の役人』または『治療の権威者』然として、誇らし気でありながら、
嘘吐きだったり、優生学思想 丸出しだった。
疲れ果ててる者の心に 更なる負荷をかけ、迷わせた。
(私が打たれ弱い人なら、自殺してるよ)

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

5~6月は、
インターネットの仕事をすすめてくれる人がいたので、ちょっと調べた。
(元気なら片手間でできたかもしれないが、私は とても疲れた)
(惨憺たる現実を見た)

ネットで莫大な利益を上げているという『成功者』が 醜悪だった。
こんなことを言って、情報弱者を 煽っていた。

> 自己責任をとらず、弱者の権利を振りかざし
> お客様気分でいる人は、この先 落ちぶれていくだけ
> 確実に元がとれる30万、50万の商材を買わない意味がわからない
> 素直にやるべきことをやるだけで儲かるのに
> なぜ私たちの仲間に加わらないのか

『権利を振りかざす弱者』とは 何だ?
(本当に弱ってる人間に、そんな余裕や 気力はない)

> 大衆に迎合すると、人気が集まる
> だから政治家は、他者に責任を押しつける弱者を甘やかし、
> 弱者・大衆は調子に乗って、福祉を充実させろなどと主張する
> 甘い
> 世間はアナタの親じゃない、この世は不平等
> 何が起きても自己責任
> 自己責任をとらない人に、成長はなく、成功できるはずがない

そんなことを(自分は億万長者だから)と 自信たっぷりに言うが、
『お客さんでいてはダメだ』という彼こそが、
他人の提供してくれる サービスや、物に依存する お客さんでしょうに?

時間給の労働者を見下している。
実際に価値ある物を作っている人や、
身体を動かしてサービスを提供する人たちが 置かれている、
過酷な状況には、無関心。

『豊かに暮らしたければ、ネットビジネスを始めればいい』と言うだけ。
世界中の人間が、100% ネット(ビジネス)に 依存したらどうなるか?
全然 考えてないみたいだ。
 
劣悪な環境下で、誰かが 命を削るようにして作った物( や、サービス )を
右から左に動かすだけで、
( 宣伝 広告が、鵜飼の鵜のように働く システムを 構築することで )
大きな利益を得て、
自分と 身内と 利害関係者だけが、幸福に暮らせれば 良いという態度。

そんな人( Noblesse Oblige を 解さない )が、億万長者だと威張れる社会。
…病んでいる、と 思わずにいられない。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

7月上旬、メンタルコーチなる人を紹介された。
あまり期待せず、挨拶のメールを送った。
忘れた頃に、だいたい予想していた通りの 返信があった。

保身をはかるために(私が近づかないように)私を傷つける内容だった。
言葉が丁寧なほど、優生学思想が際立って見える。

> 私は病理には対応していません。
> 紹介できる専門家もいません。
> ごめんなさい。

医者でもない人が、
病理と診断できるのですか?

挨拶のメールに添えた 私の言葉で、
その人に 異常(病理)と指摘されたのは、

10代の頃、最初に行った精神病院で、医師に、
『泣いてるだけじゃ何も分からない。帰れ!』 と 怒鳴られたことと、
現在、猛烈に感情を抑えていることの 2点。

私のように頼れる身内もなく、心身ともに疲れて、負債を抱えてしまい、
空調機もない 隙間だらけのボロアパートで、連日 毒入り空気に晒されて、
それでも 感情を抑圧せずに いられる人間が、何処にいるというのですか?
(病理とは、よく言うよ)

長期間にわたって暴力を受け続け、逃げ場の無かった子どもが、
(ここでやっと助けてもらえるかもしれない)と 思い、緊張が途切れて、
泣きじゃくることしか できなかったのが、病理ですか?
(そういう子どもを 怒鳴って追い返す医者の方が、狂っているのでは?)

肩書に『メンタル』を掲げた人が、保身に走り 人を傷つける。
いいのかな?
そんなことして。

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物的証拠を尊重した高名な発明家は、
苦しむ私に、悪意をもって罵声を浴びせた人でもあった。

権威者が、
助けを必要とする人間を、『専門外だから』 と 死角に追いやって、
自分と 身内と 利害関係者だけを守ろうとするとき、
その社会は 破滅への道を進んでいる、そんな気がしてならない。

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私は、すべての責任を 自分で引き受けようとして、
落武者の亡霊のようになってしまった。

耐えてきたのは、
まだ知らない大切な人を守りたかったからだ。

小泉八雲の『耳なし芳一』
あれに出てくる平家の怨霊 = 私だ。

善人だけを相手にしてきた、力の弱い僧侶などに 用はない。
暗唱するだけの呪文(経文)で、鎮まる悪霊などいない。
 
邪気のない盲目の法師(芳一)の語りと、
彼の奏でる琵琶の音には、鎮痛効果があった。
死霊たちは、感謝したはずだ。
でも悪霊だから、暴力行為に及んでしまった。
 
大切な人の 耳を千切るなどという真似を、私はしたくない。
だけど、怒りを抱えたまま、身近な人に うっかり甘えて、
相手に 危害を加えずに済ます 自信が 私にはない。
だから、浄化と鎮魂(治療)を願った。

私の試みを笑い、
私を排除して、厄介払いできた気になっている権威者たち。
哀れなり。

私と、
私が健康であれば 出会えた筈の、私の伴侶( + 子ども? )

少なくとも 2人分の 悲しみの 海の底に、
いつか 自分が 沈むかもしれないことを、 
想像もできないとは。