[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
異榻同夢(いとうどうむ)の友よ / 2015年4月11日~
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
庭木の剪定をしてる粋な職人姿。
もうひとつのは、
その男と妻の、若い日の出会いの情景
たまたま列車に乗り合わせた2人は、
向かい合って座り、車窓からは熱海の海が見えた。
教養ある お嬢さんは、
熱海と言えば、「金色夜叉」の舞台だと、
寛一、お宮の悲恋(尾崎紅葉の小説)を 問わず語り。
それを聞いた青年(学生服姿)は、
突然、怒り出す。
目の前の座にいる娘と、お宮を混同して、
突き飛ばす勢いで、
「お金に目がくらんで、恋人を捨てるなんて最低なのだ!」と怒鳴り、
列車を降りてしまう。
夜の浜辺に座り、青年が涙ぐんでいると、
お嬢さんがやってきて、囁くのだ。
「あなたって、そそっかしいのね」
「私をお宮さんと勘違いして、本気で怒るなんて」
「でもそんなあなたを、好きになってしまったみたい」とかなんとか。
子どもには衝撃的だったけど、
原作がギャグ漫画だったこともあり、
何でもありの世界のこととして、私の記憶に刻まれた。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
昔 聴いたラジオの
寸劇が忘れられない
主人公は、キシタニ・ゴロウ(役者莫迦)
毎回メグミ・トシアキが演じる女に惚れられる
「俺はキシタニゴロー、役者莫迦」と言って登場し、
「ゴローちゃん」と女の子に迫られ、いい雰囲気になるのだが、
女の子が、うっかり「結婚」を口にすると、
結婚恐怖症の主人公に、その場で手討ちにされる。
ゴルゴ31のように、人の命を奪っておきながら、
「俺はキシタニゴロー、役者莫迦」と気取って去ってゆく。
回を重ねるごとに、ゴロウの病は悪化して、
女の子が「結婚」という言葉を口にしただけで、
反射的に発砲したり、水に沈めてしまう。
しまいには、女の子が「け」と言ったとたんに、
『バーン』と銃殺していた。
そんな酷いドラマが、私は大好きだった。
不幸な結婚の犠牲になる 悲惨な子どもを生み出さない 闇のヒーロー
だったから かもしれない。