忍者ブログ

ナミダカラ・ホシダカラ

異榻同夢(いとうどうむ)の友よ / 2015年4月11日~

挙手と林檎

昨日、MUGENJU倶楽部のイベントに行ってきた。
4000円を前払いして、都心に講演を聴きに行くのは、
(今の私には)楽なことではないが、

コーチングや ビジネスで 実績を上げているという講師
(加藤好洋さんという人)は、動物の里親を募集中。
うちの林檎たちも里親募集中だから、
その人にあやかりたかった。

抽象度の高い その人の場に入れたら、林檎に良いのではないかと。

林檎の兄弟の生命を、100%祝福できずにいる自分に ウンザリしつつ、
命を預かった責任を果たそうとする 試行錯誤のひとつだった。

   
百円ショップで買った 籠や 網で 潰れないように囲い、
同じ店で買った 厚手の洗濯ネット(216円)に 入れて行く予定だったが、
(何度か予行練習した)
出掛けに、洗濯ネットのファスナーが壊れて 使用できなくなり、
やむなく いつも使っている(くたびれた)洗濯ネットに押し込んで 出発。


講演の中で、加藤さんから 問いかけ があった。
「自分を狂人だと思っている人、いますか?」という主旨の。

弾かれたように(間 髪を入れず)、私は 左手を上げていた 。
 
でも 自分の狂気を宣伝する気は無かったので、すぐに手は下した。
(部屋の左端の、余り目立たない席に 私は座っていたと思う)

休憩時間、
近くの席の方に「狂気を自覚する訳」について問われ、
「このように、食べている果物の中から芽が出ます」と、
林檎の苗木をお見せして、少し雑談した。

「奇跡のリンゴの木村さん(最近は農業の先生をされている)でさえ、
リンゴの栽培は薦めておられません。難しいからと」

そんな 手のかかる苗木でございます。
でも、この子らは、今日まで生きられて満足してるはず。

…とか何とか、言ったような気がする。
(寝不足の私は、満を持して行ったイベント会場で半分眠っていた)


持ち帰る覚悟で持参した 林檎の苗木だったが、
親切な(失敗を恐れない?)方の手に渡り、私の元を離れた。
 
 
 
 
 
   

PR