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ナミダカラ・ホシダカラ

異榻同夢(いとうどうむ)の友よ / 2015年4月11日~

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パルメット文様の白い鉢

中近東文化センターは、我が心の故郷だった。
昔、アラブの諺に励まされて、サバイバルゲームを生き延びた私だから。

「幸運な男をナイルに放り込め、そいつは魚をくわえて上がってくる」

辛いことがあっても、涼しい顔で魚をくわえて陸へ這い上がってくる…
そんな自分を想像すれば可笑しくなって、深刻な気分は消し飛んだ。


自分には、郷里らしいものがなかった。
心の鎧を外して帰れるところがなかった。
親きょうだいに会うのは、仕事より疲れることだった。

そんな私を 天は哀れと思ったのか?
ハムラビ法典の書かれた石柱や、パルメット模様の器、
トキの剥製や、青いカバ(鳥や草の模様つき)を 見られる施設に招き、
人が 何かを 大切にして、手をかけてきたことの証や、
人の 理想(志)の 尊さを 示してくれた。

さらに、
理由も分からず、惹かれてしまうものが
この世には あることを、私に教えた。

何故かは知らぬが、好きでたまらないもの。私の場合それは、
ちょっと大きめの 茶碗みたいな形の パルメット模様の 白い鉢

いつ見ても 良い。
(でも 写真(絵葉書)では、その素敵さが よく分からない)
(平たく見えてしまうから だろーか?)


ハムラビ法典の神髄は、復讐じゃない。
弱者救済(福祉)を こころざしていたことが凄い。
謙虚でなければ、権威者の資格は無いと、古代の王は考えていた。


「三笠宮様 オリエントに想う」て ゆー CD、
ミュージアムショップに 置いてあればいいのにな……
平成16年に、
この 宮様のインタビューを ラジオで聞いて、私は 感動したもの。 
 
 
 
 
 
 
 

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