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ナミダカラ・ホシダカラ

異榻同夢(いとうどうむ)の友よ / 2015年4月11日~

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天真爛漫な存在に救われる

今年は、暖房なしで越冬することになりそうだ。
旧式のオイルヒーターは空気も汚さずに暖かくなるが、電気をえらく喰う。
旧式のガスストーブは煮炊きもできて暖かくなるが、ガス代が跳ね上がる。
屋根があって雨が凌げるだけでも、良しとしよう。

台所に湯沸かし器があれば、冬の炊事も もうちょっと楽かもしれないけど、
水道が凍結しないだけでも、まあ ありがたいし。

絹のニットのお陰か、今年は かかとが温かい。
さすがに「指先まで、ポカポカ」 て 訳には いかないけど。
霜焼けで腫れた足に 針を刺して 膿を出す、……そんな必要は、もう無さそう。

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義妹から、クオカードが 送られてきた。
『元気ですよ』と、
ニットの お礼みたいだ。
返礼など、要らぬのに……

『長野は だいぶ冷え込んできました』
『遊びに来て下さいね』

長野は遠いよ。
とてもじゃないが 行けないよ。(年内とか、冬の間には)

妹(義理の)から手紙をもらったのは、はじめて。
かわいい。封緘シールの円の中で、猫が横笛吹いている。
私の住所(CITY)が違っているけど、届いたから まあいいや。

可愛いかったので、 残してあった予備のニットを、全部 彼女宛に送ってしまった。
(私が住んでる町は、まだ暖かい日もあるので)
(それに今年は、私は夜勤の凍てつく寒さとは、無縁でいられそうだから)
 
チップトップシルクの長いのを肘につけると、とても温かいよ。
短いのは、手首に巻く以外に、足の甲(と 土踏まず)を覆っても、防寒に良い。
 
はじめての土地で、家族(弟)と 遠く離れて 1人で、
冬を迎えるのは、どんな気持ち?

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一昨日、断酒会に行ってきた。
「何故、この地に職場があるうちに、弟は、ここに来なかったのか!」
「莫迦、莫迦、莫迦、莫迦!」

100円玉(会費)に 祈りを託し、
(恢復に繋がる良縁が、義妹に あるように)

会話が成立しない 弟や妹、親への、
面と向かっては言えない、怒りや嘆きを、1日断酒に励む皆様に 聞いて戴いた。

『消毒用の エタノール・スプレーを吸い込んだら、抗酒剤の反応が出て辛かった』 
『依存症との闘いには、ゴールがない。飲める身体には戻れない。それが辛い』
それでも皆様は(家族に絶望し続けてきた)私にとっては、希望の光です。




 
 
 
 

 
 
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叩き斬られても(樹齢2~3年? ケヤキの子)

アパートの裏扉の前に生えていて、先月 伐倒されていたケヤキ。 
地面に、茶色い 根元だけが 残された。

半月くらい経って見たら、サンゴみたいな赤い枝葉が出ていた。
もう秋も終わりなのに。
落葉樹なのに。
血が吹き出したみたい。


「生きてる!」と、叫んでるよう。
仕方がないので、掘り出して移植した。
(そのままにしていれば、また切られるか 踏み潰される…)

あれから10日。
(もう立冬…)
今朝 見たら、枝が伸びてた。驚いた!


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一昨日、実家に電話した。
母によれば、妹は転職に成功し、元気に小鳥と暮らしているとか。
(私が送った本については、ひとごとのよう)

義理の妹(弟の妻)は、長野に戻り、仕事を探しているとのこと。
『電話してあげたら?』なんて、気安く言える母は、幸福な人なのだろうが、
今の私に、義妹に電話する気力はない。

でも、絹のニット(貴重品)が手に入ったので、それを送ることにした。
大切なことは、
長野圏にいるコミュニティリーダーの情報を、書いて送れたこと。
弟がどうなろうと、地に足がついた人達に繋がっていれば、彼女は生きられる。

父によれば、妹は初出勤の日に職場で倒れ、救急搬送されたそうだ。
まだ保険証を もらう前で、自費診療になり 1晩の入院で5万円かかったとか。
(心配し、金も出して遣り、……事務的な 謝礼メールが来ただけ。と 嘆く父)

贈り物をもらったり、縁の下で働く人が身近にいても、
『特に うれしくない』とでも 思ってか、何の反応も示さないことがあったり、
快 不快が 顔に出やすかったり、甘ったれだったりする妹は、
父にそっくり(末っ子気質?)と、母は言う。

私も そう思っていたが、
今の彼女のことは、私は知らない。
 
  
  

眠い

送電線に 南向きに止まったカラスが、悲しげに鳴いてた日があった。
あまりにも 悲しそうだったので、思わず見上げていたら、
それよりも ひとまわり大きなカラスが 飛んできて、2羽になった。
 
大きなカラスは 悲しそうなカラスに寄り添って、北向きに止まった。
いたわるような その様子は、
「もう嘆くな」 とでも 言っているように見えた。

あれは 何だったのだろう。
逆縁の子ガラスを見送った つがいだったのか?

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昨日、アラノンの本を 2冊、実家に送った。
 『嫁さんのためにも、弟は 早く死んだ方がいい』 と 先日、母が 口走ったからだ。
 
「アルコール依存症者の両親へ」
「アルコール依存症 否認という名の回転木馬」
 
『こんなものは必要ない』とか、
『余計な世話』だとか、
どんな罵詈雑言が返ってくるか 知れたのもではないが、

身内の依存症(病)は、降って湧いた災難ではないことを伝えたかった。
責任者を 糾弾する必要はない。
原因究明も、喫緊の課題ではない。

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(送り状)

アラノンという会(アルコール依存症の 家族の会)が 出している 冊子を送ります。
アルコールのことは、
ある限界を超えたら【薬物】中毒の治療が 必要だということが
医療に従事している人の間でも、まだ よく知られていません。

当人の判断力が あやしくなってしまう病気ですから、
周囲が振りまわされては まずいのですが、
心配するから 振りまわされ、傷つき、憎む、…
…という悪循環に 陥ってしまうこともあります。

回復に必要な気力は、
生まれてきて 良かったとか、今日も動けて ありがたいとか、手が温かいとか、
笑顔で挨拶を返してくれる人がいて 嬉しいとか、些細なことの 積み重ね。
日本人の感覚でいうと 感謝とか、足るを知るとか、
そう云うことのような 気がするのですが、
依存症者は 心が飢餓状態になってしまうので、独力での回復が 困難なのです。

医師や看護師さんも 多忙過ぎるからか、
「患者からも 学ぶことがある」などとは、全然 思わない方もいらっしゃる。
そうなると 患者も謙虚になりにくく、回復が遅れるかもしれません。

家族が 手を出すべきでは ないことも ありますが、
家族に出来ることも あります。
病気のことを知れば、家族がバラバラになるのを防げます。
 
 
 
 
 
 
 
 

喧嘩中につき

スマートレターと云う、180円 の官製封筒(のようなもの)を使って、
駅前のポストから 妹に本を送った。

西原理恵子 ✕ 月乃光司の 
おサケについてのまじめな話 (アルコール依存症という病気) 小学館

差出人の記入欄には、父方の(大昔に若いまま亡くなった)祖母の名を書いた。
添え状には、宛名も署名も、時候の挨拶も書かなかった。

  「この本は、A子さんに『酒害についての分かりやすい本』を リクエストされ、
 用意したものの、『いらない』と言われたものです.
 同じ本を数年前、義妹に送ってます.

 アルコール問題は、患者を責めても甘やかしても進んでしまうから、
 周囲の理論武装が鍵な訳ですが、そのことを
 やさしく示してくれる資料も人も(専門家も)足りていないようです.」
 
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弟が久里浜(アルコール依存症の治療で有名な病院)に再入院したそうだ。
無自覚なまま飲酒を続ければ、
内臓がボロボロになり、事故率や自殺率が高まり、死期が早まるのだから、
治療に繋がったのは、幸運であり、感謝すべき、ありがたいことだ。
未だ当人に病識はないようだが、妻である義妹が イネーブラー について識れば、
負のスパイラルから抜けることは可能だ。
 
 
 
 
 

呪詛ほどき

   (この写真は、在りし日の 林檎の芽)
   
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本が届いたようで、良かった。
実は 謝っておきたいことがある。

精神的に 追い詰められた挙句のことで、悪意はなかった。
本を送ったのは、罪滅ぼしをしたかった?

子どものとき、日記帳に愚痴ってた。
生まれたばかりの きょうだい(末子)と くらべられ、
役立たず、末恐ろしい などと言われて、悲しくて、
逃げ場も、味方も無かったから、

「いつか きっとなるぞ」
「同じ親に育てられていたら、まなみだってなるぞ」
「私のように」

可愛い妹を呪うとは、ひどいな自分、……
後悔した。

「私が幸せなら、きょうだいで同じでも(シンクロしても)問題にならない」
そう考え、そうなるように、いろいろ試みた。
でも、うまくいったとはいえない。

悪かった。
私は、悲しかっただけ。
お前さんを 地獄の道連れにする気は なかった。

私が もし地獄に招待されているなら、好奇心には逆らえない。
けど、行くとしたら自由に行きたい。1人でね。

いつだか 体型のことで、お前さんから 聞くに堪えない罵声を浴びた。
後日 静かに、悲しみと苦痛を伝えたが、謝罪らしき言葉は かけらも返ってこず、
「もう、きょうだいも へったくれもないわ」と、ネットで ぼやいたことがある。

…自殺防止を目的としたブログ。
…海に向かって「バカヤロー」と叫ぶ機会に恵まれない者が、書いた駄文。
…先日 ネット上で、その文章に ぶち当たった。

もちろん、お前さんの名は書いてない。
1人称(私)は「俺」となっていて、ほとんど意味不明だったが。
ネットって、危険かも。

心温まる親子の風景。
それを、異邦人のように眺めていた自分。
捨て子が横行していた時代より、悲しい。

…そんな文章も 昔、自殺防止ブログに書いた。
…ある詩をネットで調べると、その記事が 検索結果の上位に上がってきてしまう。

実名は書いてないが、
その記事の中の赤子とは、お前さんのことだ。

ほんの少し前まで、私は死ばかり考えていた。
叫ぶ場所も、休まる場所もなく、苦しくて、ネットで叫んでた。

匿名で書いているので、お前さんに実害が及ぶことはないはずだが、
私が 何らかの事件に巻き込まれたりした場合には、
たどられたり、騒がれる可能性が、皆無とは云えない。
申し訳ない。

人は、さみしいと狂う。
私は そう思う。

だけど、私は自分には、
「さみしい」などと思うことを、許さなかった。
そんな感情に陥ったら、正気を保てない気がして。
でもそれって、すごく不自然。

子どもの頃、いっときにせよ、呪ってしまって悪かった。
お前さんは、もう自由だ。
誰に憚ることなく、幸福でいてくれ。

ネットに いろいろ書いたのも 悪かった。すまん。
同じ状況に陥ったとき、同じ過ちを繰り返さないために、私には 治療が必要だ。
来週、バッチ・レメディの コンサルテーションを予約している。

お願いした ハーブの プラクティショナー(実践してる人)は、
地元の健康な人で、数年前に知り合った。

英国の医師 バッチ博士が考案したハーブ療法を、私は15年くらい前から学んでる。
(原書も読んだ)
輸入品のハーブを使うから、安価でないのが難。

「日本にも、人を癒す、お金のかからない、日本の香草・岩清水がある」はず。
いつか、そう云う「和の香草治療システム」が、できたらいいと願ってる。

でも、そう云うのは、今は まだないので、
来週は、英国式(バッチ・ハーブ)に お願いする。

40代のはじめ、私は 夢を見てて幸福だった。
40代なかばには、幸福な人たちに出会えて幸せだった。

先週は、軒下で稔ったドングリを握りしめて うたたねした。(しあわせな気分だった)
きのうは、香草を収穫できて、うれしかった。(しあわせは続く)

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    (この写真は、在りし日の 実生林檎)