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異榻同夢(いとうどうむ)の友よ / 2015年4月11日~
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送電線に 南向きに止まったカラスが、悲しげに鳴いてた日があった。
あまりにも 悲しそうだったので、思わず見上げていたら、
それよりも ひとまわり大きなカラスが 飛んできて、2羽になった。
大きなカラスは 悲しそうなカラスに寄り添って、北向きに止まった。
いたわるような その様子は、
「もう嘆くな」 とでも 言っているように見えた。
あれは 何だったのだろう。
逆縁の子ガラスを見送った つがいだったのか?
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昨日、アラノンの本を 2冊、実家に送った。
『嫁さんのためにも、弟は 早く死んだ方がいい』 と 先日、母が 口走ったからだ。
「アルコール依存症者の両親へ」
「アルコール依存症 否認という名の回転木馬」
『こんなものは必要ない』とか、
『余計な世話』だとか、
どんな罵詈雑言が返ってくるか 知れたのもではないが、
身内の依存症(病)は、降って湧いた災難ではないことを伝えたかった。
責任者を 糾弾する必要はない。
原因究明も、喫緊の課題ではない。
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(送り状)
アラノンという会(アルコール依存症の 家族の会)が 出している 冊子を送ります。
アルコールのことは、
ある限界を超えたら【薬物】中毒の治療が 必要だということが
医療に従事している人の間でも、まだ よく知られていません。
当人の判断力が あやしくなってしまう病気ですから、
周囲が振りまわされては まずいのですが、
心配するから 振りまわされ、傷つき、憎む、…
…という悪循環に 陥ってしまうこともあります。
回復に必要な気力は、
生まれてきて 良かったとか、今日も動けて ありがたいとか、手が温かいとか、
笑顔で挨拶を返してくれる人がいて 嬉しいとか、些細なことの 積み重ね。
日本人の感覚でいうと 感謝とか、足るを知るとか、
そう云うことのような 気がするのですが、
依存症者は 心が飢餓状態になってしまうので、独力での回復が 困難なのです。
医師や看護師さんも 多忙過ぎるからか、
「患者からも 学ぶことがある」などとは、全然 思わない方もいらっしゃる。
そうなると 患者も謙虚になりにくく、回復が遅れるかもしれません。
家族が 手を出すべきでは ないことも ありますが、
家族に出来ることも あります。
病気のことを知れば、家族がバラバラになるのを防げます。