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異榻同夢(いとうどうむ)の友よ / 2015年4月11日~
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3年くらい前の初夏、アパートから 道路に出ようとしたら、
美しい小鳥が、地面に横たわっていた。コマドリだった。
拾い上げてみたが、もう 息をしていなかった。
この辺りでは、さまざまな鳥が鳴いているけど、
コマドリの声は、1度も 私は 聞いたことがない。……
鳴いていたとしても、感受性がない耳(脳)には、聞こえないってこと?
本当に美しいものを 見逃さないために、感覚を養うために、
そうでないもの、病んだもの、分離したもの、勘違いしているものなどに、
長い長い時間、あたしは 対面してきたのかも しれないね。
たとえば、年かさの親戚の人たち。
自分たちが 見過ごしてきた 過去(姉夫婦による 幼児虐待)に耐えかねて、
その後遺症に悩む者を 前にしたとき、
相手を排除することしか、考えられなくなってる。
心が健康じゃないから、奇妙な 振る舞いが 平然と出来るのでしょう?
私の話を 『経済・お金』 の 問題に すり替えた上に、
『努力・感謝不足』 と 決めつけて下さいましたね。
『お金があれば、助けて上げられるんだけど』 て言うのは、
『恨まないでよ。あなたから 助けを求められるなんて災難だ。私には責任がないのに』
みたいな 気持ちから でしょうかね?
まるで、私が 加害者のようですね。
可哀想に…『怯え』ちゃって。(私の責任は、天がとる と 云うのに)
ひとときの休息の場を、貸してくれさえすれば、あなた方は 祝福されたのに。……
『説教 = 弱った者に、更に 重荷を背負わせること』 で、あなた方は、
みずからの人生を、修羅道に し続けているようですね。
深夜に電話する仕事してたときの 先輩にも、お気の毒な方がいた。
もう 正気じゃなかった私を、バイキン みたいに 『忌避』 して下さった。
ほんとうは 有能なだけじゃなく、心優しい 親切な方 でも あったろうに。
必死で『分離』 しようと、私との間に 『ついたて』 まで 用意なさった。……
気管支炎を こじらせた 私の咳は、
マスクの上から タオルを押し当てても、
異様に大きく、酷く響きましたね。……
判断力を失い、流されることしかできなかった私が、
無理な 深夜勤務から 抜けることが できたのは 多分、彼女の おかげ。
10歳くらいのときに、白い子うさぎをもらった。
うれしくて、ずっと抱きしめていたら、1日で死んでしまった。
人の子の体温は、うさぎの子にとっては高温で、
長時間 抱えられてたら、うさぎの命は 絶たれてしまうなんて、
子どもの私は、知らなかった。
弟も妹も、私にとっては、さほど親しいものじゃなかった。
(子守りはしていたけど、ほとんど義務でしかなかった)
あの 子うさぎは、自分にとって、ものごころついて
初めて、安心して抱きつける 体温のあるものだった気がする。
(それは、兎には 迷惑なことで、後から思えば 申し訳なかったけど)
可愛くて 温かい 子うさぎが死んでしまい、私は悲しかった。
親戚の叔母さんが、白兎の縫いぐるみをくれたのを 覚えてる。
本物に似せて作られた 高そうな縫いぐるみで、温かくはないけど、
『叔母さんは優しい人で、私を なぐさめようとしてくれた』 らしい ことは 分かった。
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今月、久々に、アルコール使用障害者の 家族会に行った私は、昔話をした。
家族として受診した ●之●病院で、医師から、
『飲酒させてるのは お姉さん、あなたです』 と 決めつけられたこと
ろくに 私の話を 聞きもしなかった、一方的な医者の暴言について。
『分からないのよ、立場が違うと』
…皆さん、なぐさめてくれた。
ありがたかったけど、何か 引っかかった。
(分かりにくいみたいだ、第三者には、たしかに)
(分かりにくいことではある)
(専門医さえ、患者に味方する余り、家族=治療を妨げる者 と、問答無用で決めつけた)
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けど、
分かりにくい=分からない、では ないはず。
当事者にしか 分からないことは、確かに あるかもしれないが、
DVの加害者や、アルコール使用障害に陥っている人のこと、
そう云う 病んだ人に執着する 依存症者の家のこと、
そんな狂気の中で、可能性を潰されながら育つ子どものことは、
当事者だけが 知っていれば良いことなのか?
ほんとうに?
優しかったはずの 叔母さんにも、
『分からない』と 言われ続けた。
『恵まれているのだから 感謝しないと』
死にたくなるくらい疲れていながら、休めずにいるのに?
『自分で努力するしかないのよ』
もう、思いつく限りの努力をしました。まだ 休むことは許されないの?
分かりたくない人(きょうだいが 虐待の加害者なんて 認めたくない人)と 話すのは、
疲れる。とても。
私の『考え』が 問題であるかのように、否定に次ぐ 否定に遭った、……
虐待の事実さえ、被害者だった私の、妄想(作り話)でしょうと 言いたげだった。
何やってんだ、自分?
こんな 情けない思いをするのは、自分だけで たくさんだからよ。
当事者だけが我慢してても、
依存と云う病は 予防できないからだよ。
自分に課された仕事(らしきこと?)を済ませれば、
休めたり、旅に行けるかも、…と 思ってのことだよ。
いつか 妹が、私を罵るだろうとは、思ってた。
それも多分、最低の言葉で。
『不幸自慢』 て、……しょうがないね、まったく。
誰に教わった?
問題の核心から 話を逸らすために、
相手を おとしめる(心をくじく言葉を、投げつける)手口。
父親に ならった?
1人じゃないか。お前さんには、
酒の力を借りて 父親の真似をする、兄もいたな?
もとより私は、スマートな治療家ではない。
「何かの鍵を探しながら、自分と向きあう勇気を持った人」 に 対してだけ、
効果を発揮できる、中古の補助記憶媒体のようなもの。
甘えながら、人を傷つけ打ちのめす。
そんな親を、憎んでいたのでは?
同じようなことを、自分が やってるって、……
気づけないままだと 喜劇だぞ。
よくもまあ、情けない言葉を選んでくれるものだ。
情けない。
何とかして遣りたいと、傲慢にも思ったさ、
妹が泣き叫んでいたのだから。
ボロボロの雑巾みたいに疲れてる、腹黒い自分を隠すつもりもない。
人の心の 弱さや、哀しみを たくさん見たことくらいしか、経歴らしきものもない。
同じ道たどってほしくないことを、どう伝えたらいい?
自分の黒い腹を見せる以外に、どんな手段があった?
お前が私なら、どうしたのだろうね?